セルフメディケーション税制って?医療費控除とどっちがお得なの?

アフェリエイト広告を利用しています。

節税編
スポンサーリンク

セルフメディケーション税制って何?医療費控除との違いは?

セルフメディケーション税制の歴史は浅く、2017年から開始された制度の為、医療費控除と比べてまだ全然浸透していない制度なので一体何?

 

と思われている方が大半ではないでしょうか?

 

この記事では、セルフメディケーション税制が使える条件を簡単に解説し、医療費控除とどっちを利用するのがお得なのかを解説していきます。

 

是非、最後までご覧下さい。

 

スポンサーリンク

セルフメディケーション税制が使える条件

セルフメディケーション税制が使える条件は以下の2つです。

1. 年間12,000円以上厚生労働省指定の薬を購入している事
2. 健康診断など自己の健康管理をする様な取り組みをしている方
1つずつ見ていきましょう。
 
1.年間に12,000円以上、指定の薬を購入している方が対象です。
  薬は何でも良いのではなく、厚生労働省が認定している『スイッチOTC医薬品』に限ります。
  2020年2月現在 スイッチOTC医薬品に指定されている薬品は約1,800種類となっています。
  スイッチOTC医薬品かどうかを見極めるのは下記のマークが付いているかどうかで判断出来ます。
購入した際のレシートに個別に★マークなどの記載がありますので購入された際はレシートを確認してみて下さい。(極まれに上記マークが付いていない物もありますがレシートには必ず記載があります。
 
 
詳しくは、厚生労働省 スイッチOTC医薬品一覧PDFで今お使いのお薬がセルフメディケーション税制対応かどうかが確認出来ます。
 
上記の薬を年間合計12,000円以上使用していればオッケーで上限額は10万円です。
 
 
2. 健康診断など自己の健康管理をする様な取り組みをしている方。
 
これは、元々の主旨がセルフメディケーション(自分自身で健康管理維持する活動)を行っている者に対して税金を免除しますよ。
と言う制度なので、健康診断など予防の為の健康管理をしていなければなりません。
 
 
 
 
 
セルフメディケーション使用の健康管理の取り組み条件として以下のいずれか1つ以上該当する必要があります。
・予防接種(定期予防接種、インフルエンザ、高齢者の肺炎球菌感染症)など領収証か予防接種済証
・会社での定期健康診断
・市町村での癌検診
・人間ドック
                     
        など
この他にも検診などを受けていればオッケーになる可能性が高いので、受けておられるのであれば領収証や検診済み証など証拠になる様な書類は捨てずに保管しておきましょう。
 
 
以上、上記2つの条件をクリアしている方はセルフメディケーション税制を利用する事が出来ます。では、次の章で医療費控除とどっちを利用するのがよりお得が取れるのかを解説していきます。
 
 
スポンサーリンク

セルフメディケーション税制と医療費控除を比較。どっちがお得?

セルフメディケーション税制と医療費控除は併用出来ません。

どちらか一方を選ぶ必要があるので、まず医療費控除がどういった制度か分からない方は

をご覧になってから読み進めていって下さい。

 

医療費控除とは簡単に言うと、年間10万円以上医療費を使った場合、10万円以上の分に関して所得から控除しますよ。

 

と言う制度です。

 

先程のセルフメディケーション税制は12,000円以上薬を購入した場合、12,000円以上の分に関して所得控除を受けられる制度ですので、

単純に両者を引き算してみて金額の多い方がお得を取れると言う事です。

 

公式は以下の通りで極単純です。

年間の医療費ー10万円 VS 年間の薬購入額ー12,000円
これだけです。
 
例えば、病院の医療費が15万円で薬の購入費が8万円だった場合ですと、
 
【医療費控除】
150,000円−100,000円=50,000円
【セルフメディケーション税制】
80,000円−12,000円=68,000円
 
なので、この場合セルフメディケーション税制を使う方が18,000円分多く所得から差し引けると言う事になります。
 
もう一つ例を出します。
医療費を20万円、薬の購入費が15万円の場合はどうなるでしょうか?
 
【医療費控除】
200,000円−100,000円=100,000円
【セルフメディケーション税制】
150,000円−12,000円=138,000円
100,000円−12,000円=88,000円
この場合もセルフメディケーション税制の方がお得になると思いきや、実は医療費控除の方がお得になります。
 
 
記事の最初の方をよく読まれていた方は気付かれたと思いますが、セルフメディケーション税制は上限額が10万円になりますので、この場合は医療費控除の方に軍配が上がります。
 
 
 
スポンサーリンク

【セルフメディケーション税制って?医療費控除とどっちがお得なの?】のまとめ

いかがだったでしょうか?

今までの医療費控除は条件が年間10万円以上とハードルか高く、よっぽど病院に通っているご家庭か高額な治療などを実施しないと十分に控除の恩恵を受けられなかった制度です。

 

 

それに比べ、

セルフメディケーション税制は普段使用している薬が指定の商品ならば年間12,000円と医療費控除に比べ、かなりハードルが低く、対象となる人も多い制度と言えます。

 

上限が10万円までなので、12,000円を差し引いた88,000円が最大控除額となりますので、

医療費で、188,000円(10万円+88,000円)以上を使われた方は自動的に医療費控除を使用される方がお得になります。

 

まだ、歴史も浅く確定申告をしなければいけないと言う煩わしさで使っている方も少ない制度ですが、

サラリーマンは控除出来る項目が非常に少ないので取れるお得はしっかり取っていきましょう。

 

 

 

 
FP中野
FP中野
この記事に対してのご質問、ご意見、ご感想など下記よりお気軽にお問い合わせ下さい。
『この記事が参考になった』などの一言コメントだけでも非常に励みになります。
 
また、『お金に関する事を相談したい』などの方もお気軽にお問い合わせ下さい。
 

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

 
 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました