はじめに
『宝くじ』。買った方はもし当たったら何に使おうか?
とか、考える時間ってすごい幸せになりますよね。
そして、買った友人同士で『当たったら100万円ずつあげる!』とかの話しって何回しても楽しいですよね。
『一攫千金』。
良い響きですよね。
僕も常に夢見ています。
しかし、FPを取得しお金の勉強をする内に、宝くじが究極の無駄使いだ。と言う事に気付きました。
理由は以下の2つです。
- 高額当選の確率が神掛かり的にショボ過ぎる。
- 当たらなかった時の換金率が少な過ぎる。
『そんな事言われなくても分かってるよ!』
って方もいるでしょうが、分かってるけど一攫千金を夢見てズルズル買ってしまっている人がほとんどでは無いでしょうか?
結論から言うと、
今すぐ買うのを止めて下さい。
理由は2つ
- 当たらない
- 宝くじの購入金額で違う一攫千金を狙う方が効率が良い
更に付け加えると、
パチンコや競馬などのギャンブルに比べても宝くじは無駄で最も効率の悪いギャンブルで、
『買わなければ当たらない。』と言われる方も多いですが、FPの観点から言わせて頂くと
『買っても当たらない。』
『買い続けても当たらない。』のが宝くじです。
この記事では、
- 宝くじの当選確率のショボさ
- 宝くじを買い続けたら収支はどれぐらいになるの?
- 『宝くじ購入したつもり貯金』で2等当選金を得る方法
を解説していきます。
僕も、宝くじを買うのを止める時は悲しい気持ちになりましたが、『買っても無駄』だ。と自分に言い聞かせて止めました。
あなたにも、このままズルズル『永遠に当たらない無駄金』を垂れ流して欲しくありません。
勇気を出して『宝くじの購入を諦めて』
『コツコツ長者』を目指しましょう。
是非、最後までご覧下さい。
宝くじの当選確率が神掛かり的にショボ過ぎる件について
まず、宝くじの当選確率を見ていきましょう。
【宝くじの当選確率】
ある年の年末ジャンボ宝くじの当選確率です。
賞金 | 確率 |
1等(7億円) | 2,000万分の1 |
1等前後賞(1億5千万円) | 1,000万分の1 |
1等組み違い賞(10万円) | 100,503分の1 |
2等(1,000万円) | 6,666,666分の1 |
3等(100万円) | 20万分の1 |
4等(10万円) | 1万分の1 |
5等(1万円) | 500分の1 |
6等(3,000円) | 100分の1 |
7等(300円) | 10分の1 |
あまりに天文学的な数字なので中々ピンとこないですよね。
では、一度どれだけ当たりにくいかを身を持って体験して頂くテストをして頂きましょう。
次の、想像のお話しを一度リアルに想像してみて下さい。
例えば、、、
西暦が始まってから2020年現在までに1日だけ現れたことがある星があるとします。
あなたは、その星が現れた日を1日だけ予想し1度だけタイムスリップ出来ます。
あなたはその星が現れた日にタイムスリップする自信がありますでしょうか?
リアルに日にちを想像して見て下さい。
縄文時代から、朝廷の時代、戦国時代、江戸時代、昭和、平成、令和、全部合わせてたった1日です。
西暦〇〇〇〇年〇〇月〇〇日←この数字を全てピタリと当てるのです。
決めましたか?
その日に星は見えると思うでしょうか?
どうでしょうか?
もう、すでに無理な気がしてきませんか?
では、奇跡的に、その星を見れる日にタイムスリップ出来たとします。
おめでとうございます!見事7億円GETですね!!!
と思いたいところですが、
残念ながら、この天文学的な例えは1等7億円の確率ではなく
3等の100万円がもらえる程度の確率です。
3等の確率でこのムズさです。
7億円である2,000万分の1は、
更にその星がどの都道府県から見えるか?まで当てなければいけません。
例えるなら、何も知識も無しに
ペリーが初めて日本に来航した『日にち』と『どこ』から来航するかを両方当てる様なモノです。
つまり、完全に無理ゲーです。
他にも1等の当選確率の例を出すと、
『今、隣にいる方とジャンケンをして25連勝する確率』
『雷に打たれる確率』
『2回連続で3つ子を産む確率』
『ゴルフでホールインワンをしてその後交通事故にあう確率』
などです。
2,000万分の1がどれだけ無理難題な数字で、宝くじを買うのが無駄かと言う事が少しご理解頂けましたでしょうか?

そうだったんですね。でも、やっぱり夢は見たいので宝くじは買いたいです。

そりゃ、そうですよね。
夢を買う代金にしては少し高い様な気もしますが、それで生活に希望が持てるならそれも良いかも知れません。

でも、宝くじは10枚に1枚は300円返ってきたり、他にも当選するかもしれないし、
全額ムダではないですよね?

確かにおっしゃる通りです。
では、次の章で『宝くじを買い続ける』と一体どれぐらいの回収率になるのか?
を解説していきますね。
宝くじを買い続けるとお金はいくら返ってくるの?をFP解説
宝くじの高額当選が無理ゲーな事がお分かり頂けたので、次は買い続けると『換金率はどれぐらい』になるのかを検証していきます。
皆さん学生の時に学習した『確率論』を覚えていますでしょうか?サイコロを振れば振るほど、全ての目がほぼ均等に6分の1に出る。と言う理論です。
実は、これはギャンブルでもある程度当てはめる事が出来るのです。どう言う事かと言うと、同じギャンブルをやり続けると『確率論』的にはテラ銭を引かれた回収率に限りなく近付いていく事になります。
※テラ銭(胴元の取り分の事)
ギャンブル名 | テラ銭 |
パチンコ | 15% |
公営競走(競馬、競輪、競艇) | 25% |
サッカーくじ(toto) | 50% |
宝くじ | 54% |
つまり、
パチンコをやり続けると、回収率は限りなく85%に近づいていき、
競馬をやり続けると回収率は限りなく75%にどんどん近づいていく事になります。
では、ダントツにテラ銭が高過ぎる宝くじの回収率はと言うと、上記の表をご覧の通りなんと46%になってしまいます。
更に、
宝くじの場合は、この確率論に当てはまらないケースがあります。
それは『高額当選する場合』と『高額当選しない場合』です。
つまり購入者全員です。
なぜかと言うと、さっきのサイコロの例は、どの目も平等に出ると言う名目の元成り立つ理論ですが、それが平等でなく、しかもその差が大きい程この理論は成り立たなくなってきます。
どう言う事かと言うと
もし、高額当選出来た場合は回収率は46%どころか、回収率7,000,000%と巨額の富を手に出来ます。
しかし逆に、高額当選が1度もなかった場合は46%どころか、この確率論から7億円や1億5千万円などの超高額な当選金分を差し引かなければいけません。
本来は『均等に当選した時だけ当てはまる』のが確率論ですが、『競馬』や『パチンコ』と違って『宝くじ』の場合は、あまりに当選金額が高すぎて、この確率論からはかなり逸脱しているのです。
分かりやすく言うと、全国10人の7,000,000%をその他何100万人で少しずつ負担している形になっているのです。
では、高額当選を1度もしなかった場合の回収率はいくらになるかを計算してみました。
計算式に興味がない方はカッコ内は読み飛ばして下さい。
テラ銭が54%なのでその内『当選金額合計は売り上げの46%』となり、
1,620億円×0.46=745億円
その内高額当選378億円(1等、1等前後賞、2等、合計)
なので、高額当選がなかった場合の回収金額は
745億円ー378億円=367億円
これを販売金額合計で割ると、
367億円÷1,620億円=0.226
つまり、高額当選しなかった場合の回収率は22.6%となります。
何と、ただでさえ回収率が悪い宝くじですが、高額当選が皆無であれば『回収率は22.6%』となってしまいました。
これをパチンコに例えると
全国に200万台あるパチンコ台の中で、
どこかののパチンコ店の中のどこかの台に、たった1台だけ大当たりするパチンコ台があります。
その為に、テラ銭をたくさん頂かないといけないので、
皆さんは玉を1,000円分買うと、その瞬間『玉の価値は226円になります』がご了承下さいね。と言う感じです。
つまり、1,000円を入れてジャラジャラ出てくるパチンコ玉の数が従来の4分の1しか出ないのと同じ事です。
もし、パチンコ屋がこんなだったら行きたくありませんよね。
しかし、宝くじは強制的にそう言うシステムになっているのです。
つまり、宝くじをずーっと買い続けていると、回収率は限りなく22.6%に近くなってくる。と言う事です。
しかも、この計算は1等の組み違い賞など割と高額な物は当たる前提での計算ですので、それすらも当たらなければ、もうこれはお金を捨てているのと一緒。
と言っても良いかも知れません。
まとめると、
- 宝くじの高額当選は天文学的確率でほぼ当たらない。
- 当たらなければ、回収率は22.6%
これが、僕が『宝くじは無駄』と言う訳です。
残念ながらこれが現実です。これだけ無駄だと言い続けてきた僕ですけども、実は僕は宝くじが大好きです。出来れば皆さんと同じ一攫千金を夢見ています。
しかし、当選確率や回収率を計算している内に悲しくなり思い切って買うのを辞めた次第です。

じゃ、思い切って1回でたくさん買えばかなり当選確率は上がるのではないですか?

確かにそうなんですが、元々の確率が天文学的過ぎて、
たくさん購入しても高額当選は難しいんですよ。。。
次の章で見ていきましょう。
宝くじを1度にたくさん買った場合の確率は?
冒頭述べた『宝くじの当選確率』のお話はあくまで宝くじを1枚だけ購入した時の確率でした。
では、ダラダラ買い続けるのではなく、
『1度』に
『大量購入した』場合、当選確率が現実的なモノになるのではないか?をどうなるのかを見てみましょう。
100枚(3万円)購入時 | 1,000枚(30万円)購入時 | |
7億円当選確率 | 20万分の1 | 2万分の1 |
1,000万円当選確率 | 66,666分の1 | 6,666分の1 |
100万円当選確率 | 2,000分の1 | 200分の1 |
200分の1!?
思い切ってボーナスを注ぎ込んで30万円分買えば当たらなくもないんじゃないんじゃないか?と言う現実味のある確率になってきましたよね。
しかし、よく考えてみて下さい。
30万円注ぎ込んで100万円(およそ3.3倍)になる確率が200分の1です。
これは競馬の単勝(1着を当てる)で1番人気の配当が大体3.3倍程度なのでそちらに賭ける方がよほど効率が良いと言えそうです。
ちなみに1番人気の馬は3回に1回ぐらいは1着になっています。
同じ、ギャンブルで例えても『200分の1』と『3分の1』とでは天と地程確率が違います。
7億円の確率も『2万分の1』と言うとさっきの例えからすれば随分当たりやすく感じられるかも知れませんが、
これは、
生まれてから毎日欠かさず宝くじを30万円分買ったとして、59歳で当選する確率です。
ちなみに、費やす費用は64億円です。
そこに1発だけ!と、30万円を投じるのは投じるのはやはり『宝くじは無駄』。と思ってしまうのですが、皆さんいかがでしょうか?
もし、高額当選しなければ回収率22%なので30万円が66,000円程度にしかなりません。
つまり、宝くじを買うと言う事は、購入金額の約78%のお金を国に収めているのと同じ。
と言っても過言ではありません。
これが、僕が宝くじを買うのが無駄だと主張する理由です。
非常に悲しい結果ですが、これが現実です。
次の章で、
それでも諦められない方へ
FP流『一攫千金』の手段と
『諦めてコツコツ宝くじ2等』を何の苦もなく当てる方法を伝授します。
【宝くじは無駄です。をFPの観点から解説】のまとめ
いかがだったでしょうか?
宝くじは無駄だ。と断定した今回の記事は宝くじ信者の方には悲しく腹立だしい結果だと思います。
この記事で分かった事
・宝くじの高額当選はあまりに確率が低すぎて買っても無駄。
・ギャンブルはやればやる程、回収率に近くなる。
残念ながらこの世にうまい話しはありません。最後に、僕がやっている『一攫千金』法と、『コツコツ一攫千金』法を解説します。
FPの僕が実績している一攫千金方法①
暗号資産(仮想通貨)を検討する。
です。
暗号資産は、まだまだ歴史が浅く、急激な価格上昇があり、順調に伸びている時に『ハッキング』など様々な事件があり、価格が一気に下落してしまいました。
しかし、今(2020.12月現在)は
- セキュリティ面がしっかりしてきた事
- 企業などが資産と認め『買い』が入ってきている事
- 暗号資産自体の市場が小さい為、大口の『買い』による価格上昇が大きい事
などにより、今後数倍〜数十倍の上昇が見込めると僕は考えています。
しかし、暗号資産は今後、『デジタル通貨』の整備が進んで一気に廃れてしまったりする恐れなど、歴史が浅いだけに何が起こるか分かりません。
もし、何か悪い事件が起これば一気に価値が暴落する可能性を秘めているのです。
詳しくは、
宝くじを買うよりは、かなり確実性は高いと言えます。実際僕も購入しています。
FPの僕が実績している一攫千金方法②
これは、厳密には一攫千金では無いのですが、
『コツコツ』
『何の労力も要らず』
『宝くじ2等の当選金額』
を手に入れる方法です。
この記事で『宝くじの購入』を諦める事が出来た方は是非実行してみて下さい。
手順は以下です。
- 固定費を削減させる。
- 運用する。
この世には知識と実行する勇気さえあれば、
『固定費を削減』し、生活水準を上げる事も出来るし、
『長年運用し続ける』事で、宝くじの2等と同等の1,000万円程度はほぼ確実に手に入れる事が可能です。
詳しくは、
これを、順番に実行していくだけです。この記事を読んで終わりにしてしまうと、あなたの人生は変わりませんが、上記を1つ1つ実行していくだけで、
『今あるお金を自由に使う事が出来る』
『老後資金の問題がなくなる』
と良い事づくめです。
読んでみるだけでも十分価値はあると思いますので是非ご覧下さい。
ご覧になられたら、『絵に書いた餅』で終わるのではなく
一刻も早く実行される事を心からオススメ致します。
ご不明点などあれば下記『お問い合わせ』よりお気軽にご相談下さい。メール相談は無料です。

あらゆる手段で毎月の支出を抑え、浮いたお金を運用で増やしていくスタイルをお客様ごとにご提案させて頂きます。
最後までご覧頂きありがとうございました。
コメント