はじめに
暗号資産(仮想通貨)。と言うと、
『怪しい』
『危険』
『意味が分からない』
などのイメージを持たれている方が多いですよね。
※ボラティリティが激しく『通貨』としてはとても使いづらいと言う事から、仮想通貨→暗号資産と呼び名を変えています。本記事でも『暗号資産』としています。
実は、暗号資産はハッキングなど様々な事件があり、『暗号資産(仮想通貨)』と言う言葉をそれらの事件で知った方も少なくないのではないでしょうか?
なので、どうしても仮想通貨と言うと『危険』なイメージを持ってしまいがちですが、実際の所、現在は危険度はかなり薄くなってきている様です。

暗号資産って危険ではないんですね。
では、暗号資産はポートフォリオに含めた方が良いんですか?

はい。含めた方が良いです。
ですが、投資している方全員にオススメはしないです。

ん?全員にオススメしないってどう言う事ですか?

暗号資産は危険では無いのですが、『非常にボラティリティが高い商品』。ってのは変わりありません。
なので、初心者の方は無理にポートフォリオに含める必要はありません。
中級者以上の方は、ポートフォリオに含めて頂きたいですが、割合には最新の注意を払って頂きたいです。

そんなに、慎重な商品なのだったら、最初からポートフォリオに含めなくても良いんじゃないんですか?

そうとも言い切れません。
確かに、慎重派の方は止めておいて良いでしょう。
しかし、暗号資産は今後大化けする可能性がある資産です。
もし、そうなった時に一切『暗号資産』を持っていなかったら、
『その恩恵を全く享受出来ない』事になってしまいます。
そう言った意味でのリスクヘッジとして持っておいて良いと思います。
今後、大化けするのか、溶けてなくなってしまうのか。
と丁半博打の様な側面がある暗号資産ですが、今後の展開は誰にも予想出来ません。
ただ、通貨としてはボラティリティが高過ぎるので今後も使われる事はないと思いますが、あくまで投資対象として生き残れるかどうか?が焦点になってくると思います。
次の章で暗号資産をいくらポートフォリオに含めるべきか?を解説していきます。
暗号資産の値動きは?今後は?
暗号資産は、非常にボラティリティの高い商品です。
引用:Trading View
画像は、暗号資産の代名詞とも言えるビットコインのチャートです。
まだ、産声を上げて10年程の資産ですが、2017年のバブル期に一気に1BTC/1,700,000JPY(1ビットコイン170万円)程度まで上昇し、その後、ハッキングなどの事件で嫌気が差して売りが先行し、一時1BTC/400,000JPY(1ビットコイン40万円)程度まで落ちこみ、その後もかなり激しい上下動を繰り返している事が分かると思います。
引用:Trading View
上記は2020年度のビットコインの動きですが、たった1年間だけとってみても1BTC/500,000〜1,300,000JPY(1ビットコイン50万円〜130万円)と約2.6倍も上下動している事がわかります。
これだけ、ボラティリティが激しい資産はポートフォリオに含めるべきか?
と言うのはプロのトレーダーでも意見が分かれる所ですが、僕は含めるべきだと考えます。
理由は、以下です。
- 元々、爆上げして言っていたのに様々な事件があり安定性がなかった為足止めを食っていた
- 元々の暗号資産の総額が株式の600分の1と少ない事もあり、今後資金が少しでも流入すればさらに爆上げの期待が持てる。
- コロナの影響で、自国資産の安定性が危うい発展途上国などが、ゴールドを買う感覚で『資産』として暗号資産の買いが入る。
- 個人投資家がビットコインに参入し始めている。この先、機関投資家が介入してきたり、ETF化する可能性もあり、そうなると上げが加速する。
こんな所です。
これは、良い情報ばかり挙げましたが、もちろん良い情報だけではありません。
『暗号資産』は『通貨』としては実装出来ませんでしたが、
今は、『Face book社のリブラ』という通貨や『各国の通貨をデジタル化』する動きが積極的に進んでいて、
これらが
『通貨』として成長できるのか?
更に、
『資産』として取り引きされる様になるのか?
はたまた、それが
『暗号資産』に取って変わるのか?
は、全く分かりませんし、
例え、そうなった所で『暗号資産』の価値がどう動くのか?
も全く持って予想出来ません。
と、先行き全く分からない上に、ボラティリティも激しい『暗号資産』ですが、どれぐらいポートフォリオに含めるのが良いのか?
次の章で解説していきます。
暗号資産をどのぐらいポートフォリオに含めるべきか?
では、一体暗号資産をどれぐらいポートフォリオに組み込むかですが、僕個人的な見解は
2%〜7%程度
と言うのが正しい見解だと考えます。
今、100万円を運用しているのであれば2〜7万円て所ですね。
なぜ、2〜7%なのかと言うと、
この先、全く先行きが読めないので、責めて最大で1年で得られる利益ぐらいまでに抑えておきましょう。
と言う意味です。
僕個人は、暗号資産は、この先何も問題が無ければこの5年程度で5〜10倍ぐらいになるのではないかと考えていますが、
専門家によれば、来年2021年には100倍になっている。て言うかなり大胆予想の専門家もいたりするぐらいです。
理由は、先程述べた通りですが、
しかし、何せ歴史の浅い商品なので、『何があるか分からない』と言うのが常にあり、簡単に大暴落も起きかねないのです。
従って、暗号資産は
最悪、溶けて無くなっても良い資産だけを組み入れる事を強くオススメします。
この記事を読んでおられる方の中には、米国インデックスファンドを中心に運用されている方も多いと思いますが、米国インデックスファンドの年利平均が大体7%程度なので、暗号資産のポートフォリオも最大7%にしている訳です。
なぜ、1年分の利益がポートフォリオの最大値なのかと言うのは、
例え、
『1年分の利息が飛んでしまった!!!』
となっても、
その程度であれば精神的にギリギリ耐えれるかな。的な安易な理由です。
この先、多分伸びるであろう暗号資産で、ある専門家の言う通りに1年で100倍になるかも。。。
と言う考えを信じて、一が八か少しでも多く注ぎ込みたい気持ちもあるかも知れませんが、
溶けて無くなってしまう可能性も往々にしてあり得る。
と言うのを常に頭に入れておいて、
7%以上のポートフォリオは危険過ぎるので止めておいた方が良いでしょう。
ちなみに、僕は少しずつ買い増ししていって本年度中に2%程度にする予定です。
【仮想通貨をポートフォリオに含めるべきか?FPが解説】のまとめ
いかがでしたでしょうか?
日本や米国を代表する投資家や機関投資家の間でも全く意見が分かれる暗号資産ですが、いくら意見を言い合ってもこの先どうなるかなんて誰にも分からないのです。
しかし、
あなたが『暗号資産』と言う存在が少しでも気になっているのなら、
もしかしたら数年で数倍、下手すれば数10倍になる可能性のある新しい資産に全く投資しないのも非常にもったいない気がします。
最後に、この記事のまとめです。
- 今後、大きく伸びていく資産だと考えられる。
- いつ、どれぐらい伸びるのかは全く謎。
- ハッキングや新しい資産や通貨などの障害物があると一気に大暴落し溶けてしまう可能性もある。
- 『暗号資産』と言う存在を知ってしまったのならポートフォリオに少し含めるべき。
- ポートフォリオの割合は溶けてなくなってしまっても許せる範囲(2〜7%程度)に留めるべき。
溶けてしまっても良い資産は人それぞれですが、僕が提案するのは『1年間で得れる利益』程度に抑えるべきだと考えます。
暗号資産を含めた全ての運用商品を公開しています。
※暗号資産への投資はあくまで自己責任でお願いします。

あらゆる手段で毎月の支出を抑え、浮いたお金を運用で増やしていくスタイルをお客様ごとにご提案させて頂きます。

最後までご覧頂きありがとうございました。
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