2019年度から運用している中野家の運用結果を全て公開しています。
中野家の方針は、
- 基本戦略は個別株を一切買わず、『投資信託』『米国ETF』でコツコツ投資
- 今後爆上がり期待枠として『暗号資産(仮想通貨)』『レバレッジETF』を購入
です。
基本、コツコツと利益を確定しながら、爆益期待枠として暗号資産やレバレッジETFを購入しています。
僕自身の感想や、2023年の展望予想などは記事の最後に述べています。運用結果は流し見程度で、最後の2023予想をご覧頂ければ幸いです。
現在の運用先は以下の通りです。
- FP中野『iDeCo』『つみたてnisa』
- 妻『iDeCo』『NISA』
- 子『ジュニアnisa』
- 暗号資産
では、早速ご覧下さい。
FP中野 iDeCo 2022年度末現在の運用報告 【平均年利3.78%】
2022年度末現在の僕の iDeCoでのポートフォリオです。
【運用成績】
【資産の推移】
【収益&運用利回り】
ちなみに、2021年度の評価損益はコチラです。
運用金額は24万円増えているのに、利益が5万円程度も目減りしています。新興国やREITなどを取り入れているので、かなりのマイナス運用になってしまいました。
今年1年だけで、6.8%のマイナスです。近々リセッション(景気後退)がくると叫ばれている前段階でこのマイナス運用です。
ちなみに、2021年度末の結果は
と絶好調の1年でした。
FP中野 iDeCo年利平均 3.78%
続いて、妻のiDeCoの収益率です。
妻 iDeCo 2022年度末の運用報告【平均年利15.31%】
妻は現在扶養内の為、 iDeCoの拠出はしていません。
過去に働いていた時に貯めた資金(約55万円)で今は運用のみを行っている状態です。
それでは、ご覧下さい。
【運用成績】
【資産の推移】
米国、国内のみの安定ポートフォリオにしてある妻のiDeCoは、マイナス運用かなーと思っていたのですが、なんやかんやでほぼ横ばいの結果でした。
運用金額が変わらないので、評価損益だけを見ていると、今年1年の暴落&暴騰っぷりがよく分かりますね。
【収益&運用利回り】
妻 iDeCo年利平均 15.31%
※2019年12月より運用開始の為
以上が iDeCoの運用報告でした。
iDeCoのメリットは
『掛け金が全額控除』(最低15%は掛け金が戻ってくる)
『運用益が全て非課税』(通常は20.315%課税される)
『誰でも年率5%程度は狙える』(長期運用すればする程確実)
の3つです。
少しでも長期で運用する事によって運用益が出やすく、その利益を加速度的に上がっていく事から
iDeCoを始めていないのであれば、まさに今始めなければ色んな意味でもったいないです。
iDeCoに関して詳しく知りたい方は下記Kindle本をご覧下さい。
Amazon Kindleで380円、unlimited会員(読み放題)の方は無料で公開しています。
iDeCoを始める前に読んでおく本 制度概要 いくらお得?知っておかないとヤバい落とし穴や裏ワザまでコレ1冊
iDeCoの金融機関で迷っている方は、
iDeCoのポートフォリオが決めれない方は、
続いて、つみたてnisaの運用報告を見ていきましょう。
FP中野のつみたてnisa 2021年度末 【平均年利4.44%】
続いて、僕のつみたてnisaの結果です。
そして、下記が1年前です。
コチラもiDeCoと同様に、掛金は増額しているのにも関わらず、評価損益はかなりのマイナスになってしまっています。
【詳細】
FP中野 つみたてnisa 平均年利 4.44%
つみたてnisaに関してもKindle本を執筆しているので良ければご覧下さい。
つみたてnisaを始める前に読んでおく本: 私にもできた!自分でファンドを選んで利益を出せるまで。を徹底サポート
右も左も分からない方が読んでも、つみたてnisaの制度概要が分かり、最終的には自分でポートフォリオまで組める様になるステキな1冊です。
コチラもunlimited会員の方は無料で読めます!その他の方も380円で絶賛発売中です。
それでは、続いて嫁の名義で通常NISAで運用していますので、そちらの運用成績も見ていきましょう。
妻 NISA 2021年度末 【平均年利 4.48%】
【資産合計】
【保有商品】
NISAは全て『米国ETF』ばかりで少し攻めのポートフォリオにしています。
【CURE】 Direxion デイリー ヘルスケア株 ブル3倍 ETF
米国のヘルスケアセクターばかりを集めたETFです。
ブル3倍のレバレッジ型なので、通常のヘルスケアETFの3倍の値動きをしていると思ってもらえれば大まかはオッケーです。
【SPYD】SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
米国のS&P500の中から高配当を出している上位80社程度のみで構成されたETF。
【TECL】Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF
2010年代の米国の中心と言っても過言ではないテクノロジー株のみの3倍ETFです。中身はマイクロソフトとアップルで約4割を占めるかなり偏った構成です。
【QYLD】グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF
これは、1ヶ月後のNASDAQ100を買える権利をあらかじめ手数料を付けて販売し、その手数料を毎月受け取れる。と言う変わったETFです。
このETFはややこし過ぎるので理解する必要はありませんが、購入した理由は他の高配当ETFなんて目じゃないぐらいの『高配当を叩き出すETF』だからです。
配当率は何と驚異の10%です。
【QQQ】インベスコQQQ 信託シリーズ1
米国の代表的な指数『ナスダック100』に連動したETF。ポートフォリオの中心はGAFAです。
【AGG】iシェアーズ コア米国総合債券ETF
唯一守りの資産として債券ETFを購入しています。
債券ETFの中でも、格付けAAAが70%越えのガチガチのディフェンシブETFです。
大きく下がる事も上がる事もないと思われますが、年間約2%程度の配当金を受け取る事ができますので、僕は普通預金代わりに利用しています。
妻 NISA 平均年利 4.48%
以上がNISAでの運用報告でした。
次にジュニアnisaの運用報告もしていきます。
子 ジュニアnisa 2021年度末 【平均年利-6.95%】
【評価損益】
『投資信託』
『株式』
『合計』
資産合計 370,000円 評価損益 37,056円
『投資信託』
『株式』
株と投資信託を一緒に表示できなくてバラバラに表示しています。
ややこしくてスイマセン。
子 ジュニアnisa 平均年利 -6.95%
最後に、爆上げ期待枠として暗号資産(仮想通貨)を保有していますので公開していきます。
FP中野 暗号資産【平均年利 -30.9%】
非常にボラティリティが激しい資産の為、公開している1週間後には爆上がりor爆下がりなんて事も有り得る資産ですので、僕の様にあまり買いすぎない事をオススメします。
組み入れるとしたら、ポートフォリオの7%程度までが良いでしょう。
取引所を2箇所に分けて運用していますが、その内の1つが11月頃話題になっていたFTXと言う取引所です。
FTX自体は破綻してしまいましたが、預けている資産は、引き出せる内にさっさと引き出しました。
その結果、大幅にマイナス運用になってしまいました。
FTX預け資産300,000円→147,000円
爆上げを期待して持っていたのですが、強制ロスカットされた様なモノです。
結果、大幅減となってしまいました。
現在、暗号資産はコインチェックという取引所のみで取引しています。
【コインチェック 運用状況】
コチラの元金は300,000円です。
どエライマイナスになっています。今年1番のハズレな資産で運用してしまいました。。。
ちなみに2021年度はコチラ
暗号資産 平均年利 −30.9%
以上が中野家の総資産です。
最後に、資産全ての収支と僕の今後の運用方針を述べていきます。
【全公開】FP中野家の運用結果 2021年度末 のまとめ
最後に、全ての資産の合計です。
【各資産別】
【FP中野 2022年度末 収支】
損益合計 325,820円
利益率 +14.75%
【2021年末時収支】
2021年時と比べると、含み益が半分以下になってしまいました。
【FP中野の2023年 株価予想】
2021年末に
『2022年は耐え忍ぶ年になりそうです。』とお伝えしていましたが、
その通り、とんでもなくマイナス運用になってしまいました。
2022年の米国株は
・テーパリングによる『量的緩和縮小』
・FRBによる3回連続0.75%の利上げ
により暴落してしまいました。
特にPERが高いハイテク株の値下がりは著しく、ハイテク株中心の『QQQ』やレバレッジを掛けた『レバレッジNASDAQ100 3倍ブル』はかなりのダメージを受けてしまいました。
それと、もう1つ大きかったのは暗号資産の爆下がりです。
僕自身は2024年辺りに爆上げがあると信じ、持ち続けていますが、ここまで下がると爆上げがあった所で元を取り戻せるかどうかぐらいの感じです。オマケに暗号資産を預けていた取引所の1つFTXが破綻してしまい、コレにより強制的にロスカットを余儀なくされてしまいました。
2023年は専門家は声を揃えて『景気後退(リセッション)』がくる。と予想しています。
しかし、景気後退がいつ来るか?の議論は専門家によりバラバラです。
そして、景気後退の波が来るまでは株価は上昇する。
と言う専門家の声も多いです。
では、僕の2023年度の予想を述べていきます。
【米国株について】
結論から言うと、『春から秋ぐらいにかけて株価は暴騰』する。
と感じています。理由は、株価は今上昇圧力がスゴイ。と感じています。
2022年は『米国のテーパリング&利上げ』『ロシア、ウクライナ紛争』などで米国のみならず世界中が不景気に見舞われました。
米国の急激な利上げにより債券価格も130年ぶりの暴落。
オマケに世界的な不況で投資する国の検討もつかない。
ゴールドもボラティリティが激しく、暗号資産は大暴落。
と投資家は資金のやり場に困り、否が応でも現金比率を高めていると考えています。
投資家は現金比率が高まる事を嫌います。なので、どこかに投資妙味があると感じると、現金がそこに流れこむと思っています。
したがって、少しのポジティブサプライズがあると、『待ってました。』とばかりに『買い』が入るのでは?
と考えています。
よって、2023年2月、3月のFRBで、『利上げが0.25%に縮小した。』
程度のポジティブニュースでも米国の株価は勢いよく上昇すると睨んでいます。
ただ、急激な利上げの影響は2023年のどこかにやってくる。
と僕も、様々な専門家も予想しています。
実際、Amazonを始め、多くの米国企業が従業員数などを大幅に削減し始めています。そうなってくると、高止まりしていた賃金が下げに転じ、そこから経済が逆回転し始めると、ようやくリセッションがやってくると予想しています。
まとめると、2月3月のFRBの利上げの具合によって、株価は上昇。
その後、いつになるかは分かりませんが、2023年後半、もしくは2024年冒頭辺りでリセッションが起きると考えます。
もちろん、利上げの具合だけが株価指標になる訳ではなく、CPI(消費者物価指数)や失業率など様々な指標を確認しておく必要があります。それと、1月は株価が上がりやすい地合いになる事も付け加えておきます。
【日本株について】
日本株についてはネガティブな見解の専門家が多いですが、僕は緩やかに上昇すると考えています。
理由は、コロナで止まっていた日本国内への海外旅行客の受け入れにより、観光関係の株に投資妙味があると考えているからです。
具体的には『航空株』『鉄道株』『ホテルなどのサービス業』『ドラッグストアや家電量販店などの小売業』などです。
ただ1つ懸念は日本もようやく世界に追随して利上げを行った。
と言う事です。これにより、急激な円高が進んでしまうと、インバウンドの効果にブレーキを掛けかねません。
観光関係の株を検討される方は、2月の春節までは急激に円高にならない事に気を付けましょう。
もう1つ、別の理由で日本株が良いと思う理由があります。
それは『サプライチェーンの混乱』です。
これが何で好景気につながるのか?と言うと、サプライチェーンの混乱により、様々な物価が上がりました。
これにより、企業は卸、小売店などに『値上げ』をせざる得ない状況になり、小売店などもまた、値上げを許容せざるを得ない状況になりました。
だから、消費者である私たちも値上げを許容せざるを得ない状況になってしまったのですが、これにより、製造業、卸売り業、小売り業共に強制的に『粗利益』が増えた。
と言う状況になりました。
したがって、長らく続いた値上げをしにくい状況を打破出来た事により『小売業』『卸売業』なども中期的に株価は上昇傾向にあると思っています。
物価高によりとばっちりを受けた我々消費者は、全ての値上げ分をかぶってしまうしかないのか?と言われればそうでもありません。
理由は、業績が伸びていった企業は、従業員の給与に反映されたり、雇用を増やしたりと言った事起きるからです。給与に反映されるまで時間がかかると思いますが。。。
【その他の海外株について】
その他の国については『中国』『インド』などが良いと考えますが、中国は共産国の為、出る杭は叩かれる。と言った風潮があり、好景気の兆しを国が叩いて潰している様な印象を受けます。したがって、中国単体は買いにくいと個人的には思ってしまいます。次にインドですが、単純に世界の人口が多く、労働人口が多いインドはここ数年順調にGDPを伸ばしています。これに素直に乗っかっていっても良いかなぁ。なんて考えています。
【2023年注目の分野について】
最後に僕の2023年注目の分野について述べます。2023年注目の分野はズバリ『米国債券』です。
理由は簡単で、2022年は米国初0.75%の3回利上げが行われ、米国債券価格が債券とは思えない大暴落が起きました。
それが2023年に横ばいの後利下げに転じるとの予想が大半です。当然僕もそう思っています。
つまり、利下げにより債券価格が元の水準に戻る。と言う事です。※債券と金利は逆相関(シーソーみたいな)の関係にあります。
そして、債券の期間が長ければ長い程利下げによる影響は大きくなります。したがって、僕が注目しているのは米国債券の中でも長期債券です。具体的には、長期債ばかりを集めたETFである『TLT』に注目しています。
今僕は、10年未満の債券中心の『AGG』を保有していますが、債券の中でもガッチガチに値動きしないETFであるAGGでさえ、15%程度値下がりしてしまいました。したがって、AGGよりボラティリティの激しいTLTであれば、株価の戻り幅も大きくなると考えています。
2023年はボラティリティの激しい年になりそうだと感じていますので、初心者の方は長期的に保有できるS&P500の様な指数を買い集めていくのが吉だと考えています。
暗号資産については、価格が下がれば少しずつ買い増ししていく予定で2024年後半に全て売却する予定です。
それでは、2023年もよろしくお願い致します。
- 新着記事更新のお知らせ
- たまーにくる相談料割り引きチケット
- Kindle 新刊無料キャンペーンのご案内
- お金に関するミニ雑学
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
最後までご覧頂きありがとうございました。
コメント