はじめに
親を扶養に入れる事でのメリットは、毎月支払っている健康保険料が無料になります。
年金のみで余裕のないご両親の負担を、少しでも和らげてあげたい。
今回は、そんな方への記事です。
条件に当てはまりさえすれば、親の年収を少しアップさせてあげる事が出来ます。
是非、最後までご覧下さい。
この記事で分かる事
- (社会保険上)親を扶養に入れる事の出来る条件
- (社会保険上)親を扶養に入れるメリット
- (社会保険上)親を扶養に入れる手続き方法
【社会保険上編】親を扶養に入れれる条件
では、早速条件をみていきましょう。
(社会保険上)親を扶養に入れる事の出来る条件
- 親の年齢が75歳未満
- 親の年金収入が180万円未満
- (同居の場合)あなたの年収の2分の1
(別居の場合)親の年収以上の仕送り
これが、条件です。
至ってシンプルな条件ですが1つずつ見ていきましょう。
1、親の年齢が75歳未満
健康保険は、サラリーマンの場合、会社と折半で給与から天引きされています。
しかし、退職し年金収入のみになってしまうと、年金の中から自身で支払っていかないといけません。
会社員時代は、天引きなので支払っている感覚がない方が多いですが、自身で支払うとなると、中々手痛いと感じられていると思います。
少し話しはそれましたが、
なぜ75歳未満なのかと言うと、
現役で働いていようが、
引退されていようが、75歳になると健康保険が
『後期高齢者医療制度』に移行し、
『扶養』
と言う概念がなくなります。
つまり、75歳以上になると個々に健康保険に加入する必要になりますので、親を扶養に入れる事が出来るのは75歳までとなります。
2、親の年金収入が180万円未満
親自体の年金収入が180万円未満である必要があります。
それ以上であれば扶養に入れる事が出来ません。
当然ですが、これは父母合わせての年収ではなく、
母が180万円未満であれば母が、
父が180万円未満であれば父が、
ご両親共180万円未満であればご両親共が扶養の対象となります。
3、(同居の場合)あなたの年収の2分の1未満、(別居の場合)親の年収以上の仕送り
【同居の場合】
あなたの年収の2分の1未満である必要があります。
例えば、
あなたの年収が300万円であれば、親の年金収入が150万円未満
あなたの年収が200万円であれば、親の年金収入が100万円未満
である必要があります。
【別居の場合】
親の年金以上の仕送りをしている必要があります。
例えば、親の年金収入が120万円であった場合、単純に年間120万円(月額10万円)以上の仕送りが必要です。
この場合、手渡しである。と言う事は認められず、必ず、通帳の振り込み履歴などが必要になります。
【社会保険上編】親を扶養に入れるメリット
親を扶養に入れるメリットは(親の)健康保険料が無料になる事です。
つまり、親が
『健康保険証を使える権利』をあなたに扶養されている事で全額免除(タダ)になります。
国民健康保険料は地域によって異なりますが、
年金収入×11%で計算すればオッケーです。
【社会保険上編】親を扶養に入れる手続き方法
会社に『親を社会保険上の扶養』に入れたいのですが?
と尋ねていくと勝手に手続きしてくれます。
その時に必要な書類は以下の通りです。
【同居の場合】
- 世帯全員の住民票
- 親の課税証明証or親の所得証明証
【別居の場合】
- 親の戸籍謄本(関係性が分かる物)
- 仕送りの証拠書類(銀行通帳のコピーなど)
【社会保険上編】親を扶養に入れてあげると、親が年間5万円助かります。のまとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめますと、
- 親の年収が180万円未満or本人収入の2分の1以下だと扶養に入れる事が出来る。(同居時)
- 扶養に入れる事が出来ると(親の)健康保険料が無料になる。
- 75歳以上の国民は全て『後期高齢者医療制度』に移行する為、扶養に入れてあげられるのは75歳まで。
社会保険上の扶養の場合、本人にはメリットはありませんが、親に多大なるメリットが発生します。
しかも、デメリットはありませんので条件に当てはまる方は即実行される事をオススメ致します。
社会保険上の扶養は、親だけでなく、子供や配偶者なども入れる事が出来ます。
[fp-nakano.com/130manennokabe/]
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この辺の記事が参考になると思いますので、良かったらご覧下さい。
社会保険上で親を扶養に入れる場合は、親のみにメリットがありますが、もう1つ税法上の扶養に親を入れる事が出来ると、今度はあなた自身にメリットがあります。
気になる方は合わせてご覧下さい。
[fp-nakano.com/oyahuyou-zeihouzyouhen/]
最後までご覧頂きありがとうございました。
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